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【プロフェッショナルパートナーの素顔】多くのシーンで活用される気象情報だからこそ 正しい情報を届ける

日本気象協会を支える気象・環境・防災のプロフェッショナルを紹介する「プロフェッショナルパートナーの素顔」。今回は、テレビやラジオなどの気象情報を裏方として支えるプロフェッショナルパートナーが語ります。

沢畑 寿哉(さわはた としや)
日本気象協会 本社 メディア・コンシューマ事業部
茨城県日立市出身。大学(商学部)卒業後、2018年に日本気象協会に入社。メディア企業向けの気象情報提供システムなどを担当。
趣味は写真とジョギング。写真は鳥を撮ることが多く、離島まで足を伸ばして撮影に行くことも。

商学部でサプライチェーンについて学ぶなかで気象に興味を持った

出身は茨城県北部にある日立市です。市の西側には山が広がり、東側は太平洋に面しています。周辺市町村と比べると夏は涼しく、冬は暖かい傾向があります。夏は海水浴客や釣りを楽しむ人でにぎわいます。

趣味は写真やジョギングなど、アウトドア中心です。写真は鳥や花など自然を撮ることが多いです。ジョギングは平日も休日1回、必ず5kmずつ走っています。半年以上継続できているのでこれからも続けていきたいですね。写真撮影もジョギングも天気が重要なので、天気予報専門メディア「tenki.jp」で天気予報を欠かさずチェックしています。

大学では商学部に入り、商品のサプライチェーンを勉強しました。その中で気象データが製品の生産計画や商品の仕入れ量の予測に貢献していることを知り、気象データを取り扱う仕事をしてみたいと思ったのが日本気象協会に入社したきっかけです。就活前に日本気象協会を訪問する機会があり、そこで日々どんな業務を行っているのか聞いて、さらに興味関心を抱いたのも大きかったです。

お客さまとチームになり番組を作る、裏方の存在

現在は入社6年目で、入社時から一貫してテレビ局やラジオ局、通信社、新聞社といったメディア向けに気象情報を提供する仕事をしています。私は主にラジオ局や地方テレビ局のお客さまを担当していて、昨年度からはキー局(番組放送におけるネットワーク/系列の中心となる主要放送局)のお客さまも担当しています。テレビやラジオといっても、番組に出演するのではなく、放送のためのシステム構築やお客さまの課題を解決するための企画提案などを行うことが主な仕事です。お客さまとチームになり、一緒に番組を作っていく裏方のスタッフのようなイメージです。

新たに始めた取り組みではテレビ局から奨励賞を受賞

災害につながるおそれがある気象現象が発生した時、テレビ局と日本気象協会を中継でつないで気象の生解説を行う取り組みを、今年から新たに開始しました。私の所属するチームの関係者で環境づくりを行いどうにか運用を開始したのですが、大変光栄なことに、この取り組みに対してテレビ局さまから奨励賞をいただくことができました。視聴者の方が必要な情報をしっかり受け取ることができるよう、今後もチーム一丸となって取り組んでいきたいと思っています。

入社2年目で経験したプロジェクトでのやりがい

日本気象協会には、天気番組を自動で作成して送り出す「空art(読み方:ソラート)」というサービスがあります。入社2年目の後半に、ある放送局さまへ「空art」を提供する仕事の主担当となりました。ご契約いただいてから納品するまでに1年以上かかる大きなプロジェクトだったのですが、さまざまな課題があるなかで、周囲のメンバーにサポートしてもらいながら、契約から1年4か月後に無事納品することができました。「空art」で作られた画面が実際に放送されたときはホッとしたのと同時にとても嬉しく、この仕事のやりがいを感じました。

これまでは地方テレビ局向けに気象情報を提供する仕事が中心でしたが、今後はキー局向けの取り組みも増やしていきたいと思っています。同じテレビ局でも、キー局と地方テレビ局では、それぞれ異なった課題を持っているため、私たちが提供するサービス内容も異なってきます。これまでの仕事で学んだことを、新しいお客さまとの関わりの中で生かしていきたいと思っています。

多くのシーンで活用される気象情報だからこそ、正しい情報を伝える

仕事をする上で「天気予報は責任の大きい仕事である」ということを忘れないようにしています。例えばテレビには大勢の視聴者がいます。台風や大雨の時は、天気予報は生命や財産を守るための情報となり、農家の人にとっては農作物を管理するための情報になります。日常生活であれば週末の予定を考えたり、傘を持って外出した方がいいかなどの判断材料にもなっています。多くのシーンで活用される気象情報だからこそ、正しい情報をしっかり伝えられるように意識しています。

日本気象協会は「気象が好きなプロの集団」

私から見た日本気象協会で働く人たちの印象は…当たり前かもしれませんが「気象が好きなプロの集団」という印象です。雨雲が近づいてきたり、雷が鳴ったりしたとき、すぐ窓際に駆け寄って写真を撮る社員がいる職場はなかなかないと思います(笑)。日本気象協会の本社は東京池袋のサンシャイン60の高層階にあるため、眺めがよく、色々な気象現象を見ることができます。「気象が好きなプロの集団」と言っても、もちろんシステムを担当する職員や、契約事務を担当する職員など多くの人の力があって成り立っています。

気象を専門としていなくても活躍できる

現在学生の皆さんは、文系・理系などご自身の専攻にとらわれることなく、今勉強していることや関心のある分野を追求することで、それが今後、さまざまな場面で役立ってくると思います。「気象」と聞くと「理系の人の仕事」というイメージがあるかもしれません。もちろん気象に関する知識があれば、仕事の幅も広がり、日々の業務に大いに役立ちます。しかし、経営戦略、財務、企画、営業など、気象の知識を追求する以外にも、気象コンサルティングをベースに活躍できる仕事が日本気象協会にはたくさんあります。理系の人はもちろん、気象を専門としていない方にもぜひ、興味を持ってもらえると嬉しいです。

「日本気象協会」という名前の通り、私たちは日々、天気と向き合いながら仕事をしています。今後も気象を通じて皆さんの生活をよりよくする手助けができるよう、仕事に取り組んでいきたいと思います。

日本気象協会について詳しくはこちら
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