#紅葉前線レポート の参考に!日本気象協会「紅葉見頃予想」
こんにちは!日本気象協会 公式note「Harmonability style」編集チームです。
noteで #紅葉前線レポート のお題が開催されていますので、今回は日本気象協会が発表する「紅葉見頃予想」についてご紹介したいと思います。noteクリエイターの皆さんの #紅葉前線レポート の参考になればうれしいです。
2022年 紅葉見頃予想
まずはこのnoteの投稿時点での、最新の「紅葉見頃予想」を全国地図でご紹介します(2022年10月13日発表)。紅葉の見頃は、秋(9~11月)の気温が低いと早まり、高いと遅くなります。今秋の気温推移から、これまで紅葉の色づきは遅い傾向でしたが、今後朝晩の冷え込みは徐々に強まるため、これから見頃を迎えるところでは紅葉見頃時期は平年並みとなる見込みです。
北海道や東北の一部、山沿いなど標高の高いところではすでに見頃を迎えています。その他のところでは10月後半から11月にかけて、見頃を迎える地点が多くなっていますね。
最新の紅葉見頃情報をチェック
最新の紅葉見頃情報は、日本気象協会の天気予報専門サイト「tenki.jp」からご確認いただけます。
全国762地点の紅葉スポットの情報や、各地の色づき状況(青葉・色づき始め・紅葉見頃・色あせ始め・落葉)もご紹介しています。
「紅葉見頃スポット人気ランキング」は、地域別に絞り込みも可能です。
noteの #紅葉前線レポート に、日本気象協会の紅葉情報をぜひご活用ください。だんだんと朝晩の冷え込みが強まりますので、お出かけの際には天気と気温の確認もお忘れなく!
「紅葉の見頃」ってどんな状態?
「紅葉の見頃」の基準は、カエデの木の大部分の葉の色が紅色になった状態のことを指します。日本気象協会では、気象庁が制定している「生物季節観測指針」の紅葉の基準に基づき、上記と同様「カエデの木の大部分の葉の色が紅色になった状態」を「紅葉の見頃」としています。
紅葉の見頃予想ってどうやって予想するの?
日頃皆さんが目にする紅葉情報を、日本気象協会ではどのように予想しているかをご紹介します。日本気象協会の紅葉見頃予想は、気象庁の各気象官署の「過去の紅葉」や「気象の観測データ」を用いて、気象学的根拠に基づいた予想を出していることが特徴です。
「過去の紅葉」について、気象庁の過去の観測データがあるのはカエデとイチョウですが、日本気象協会では過去のデータがより多く存在するカエデの情報を使用しています。
具体的な手法としては、まず気象庁が観測している各地の過去の紅葉と気温のデータとの相関関係を調べ、日本気象協会が独自に予測式を作成します。その予測式をもとに各地の今年の気温の観測値や予測値を参照し、結果を算出します。算出したデータを地図形式など分かりやすい形にとりまとめたものが「紅葉見頃予想」となります。
普段何気なく目にする紅葉情報にも、実は気象予報士の知識や季節情報に詳しい気象のプロフェッショナルの知見が盛り込まれているのです。日本気象協会 公式note「Harmonability style」では、今後も日頃目にする天気予報や季節の情報などの、開発秘話をお伝えしていきます。
次回の「紅葉見頃予想」は11月2日(水)に発表予定です。ぜひ「tenki.jp」をチェックしていただけたらうれしいです!