【プロフェッショナルパートナーの素顔】あらゆる産業と密接にかかわる「気象」をITで支える
日本気象協会を支える気象・環境・防災のプロフェッショナルを紹介する「プロフェッショナルパートナーの素顔」。今回は、あらゆる産業と密に関わる「気象」をITで支える、入社2年目のプロフェッショナルパートナーが語ります。
西宮のおすすめ「夙川舞桜」
出身は兵庫県西宮市です。北には六甲山、南には大阪湾があり、大阪と神戸の中間に位置する街です。多くの方は高校野球の聖地である阪神甲子園球場のイメージが強いと思いますが、夏の甲子園だけでなく、春に見られる夙川(しゅくがわ)沿いの桜もおすすめです。川沿いにはさまざまな品種の桜が咲きます。夙川駅付近には西宮市オリジナルの桜「夙川舞桜」と「西宮権現平桜」の樹木もあります。
日本気象協会は毎年、桜の開花予想を発表しています。「tenki.jp」では、夙川公園の桜情報を公開しています。今はまだシーズン前ですが、春には情報の更新が始まります。西宮の桜をぜひ多くの方にご覧いただけたらうれしいです。
同期との旅行が夢
趣味は旅行です。海外にはしばらく行けていませんが、国内だと2022年は岐阜、香川、福岡などに行きました。各地で写真や動画をたくさん撮影して、旅行後に振り返りながらその素材を動画編集するのも楽しみのひとつです。コロナ禍での入社でなかなか難しいのですが、いつか同期入社のメンバーと皆で旅行をするのが夢です。
気象衛星データを安定して届ける
入社以来、情報サービス部で静止気象衛星データを扱うシステムの運用や保守を担当しています。データの受信から、加工処理、お客さまに提供するまで、一連の業務に携わっています。海外衛星のデータも扱うため、海外機関と英語でメールのやり取りをすることもあります。昨年7月からはリクルーティング(採用活動)のワーキンググループのメンバーとしても活動しています。自分と世代が近い学生さんとの交流の機会となるインターンシップや、会社説明会に積極的に関わっていきたいと思っています。
事業部メンバーから「信頼してもらう」ことがやりがいにつながる
情報サービス部は、各事業部が共通で使うサービスの下支えをしている部門で、いわば縁の下の力持ちのようなポジションです。実際にお客さまとのやりとりの多くを行うのは事業部のメンバーですが、その事業部のメンバーから「信頼してもらっている」と感じた時に仕事のやりがいを感じます。システム内部の処理を把握する情報サービス部だからこそ分かる視点で意見を伝えて、事業部メンバーに「なるほど」と納得してもらえた時に安心し、役に立ててよかったと感じます。また、事業部のメンバーを通じて、最終的にお客さまに満足いただけるサービスを実現できたという話を聞いた時に、間接的ではあるものの貢献できたことに喜びを感じます。
少しでも興味のあることに積極的に取り組む
普段仕事をする中で意識していることは「少しでも興味のあることには積極的に取り組むようにしよう」ということです。大学では工学を専攻していて、電気電子・通信・情報を幅広く学びました。気象の勉強はしていなかったので、入社してからは気象に関する知識はもちろんのこと、他にも色々な情報を得たい!とアンテナを張っています。気象モデルに関する社内勉強会や衛星業界のワークショップなどに積極的に参加し、知見を広げています。
日本気象協会の先輩たちは「おおらかで真面目」
日本気象協会の先輩たちは「おおらかで真面目」なイメージです。日頃から気象・環境・防災などの自然現象と向き合うからなのか、物腰の柔らかい人が多いように感じます。日本気象協会公式noteの「日本気象協会あるある 」の記事にもありましたが、オフィスの窓から外の景色を見る人が多いのも私たちの会社ならではだと思います。ただ、自然現象を解析したり予測したりしている時は、立場を問わず熱い議論を繰り広げていて、気象と真剣に向き合っている姿が印象的です。
気象は、あらゆる産業と密接に関わっている
気象に関する仕事をしようと思ったきっかけは、就活イベントで日本気象協会を知ったことです。私は就活当初、鉄道など日々の生活を支えるインフラ業界に興味がありました。会場で目に留まった日本気象協会のブースに何気なく立ち寄ったのですが、そこで天気予報だけでなく気象のビッグデータを扱っていること、鉄道などのインフラ業界にも情報を提供していること、その他にも幅広い業界に進出できる可能性を秘めていることを知りました。あらゆる産業と密接に関わる気象は「ある意味、最大最強のインフラ」であると感じ、自分も携わってみたいと思いました。
気象を学んでいなくても活躍できる場がある
実は就活前は「日本気象協会」の存在を知りませんでした。就活イベントの際、日本気象協会が「情報通信業」という私にとってなじみのある業種で出展していたことがきっかけで、私は今こうして日本気象協会で自然現象の奥深さを感じる日々を過ごしています。
これから気象に関する仕事を目指す皆さんには「ぜひ、広い視野で物事を見てみてください」ということをお伝えしたいです。人生の中で運命の分かれ道は何度もありますが、視野を広くしてたくさんの情報を得ておけば、自ずとやりたいことが見えてくるはずです。学生生活の中で社会人になって役立つような経験はいくつもあり、気象を学んでいない人が気象の仕事を始めれば、新しい知識をたくさん学ぶことができるということ、バックグラウンドに関わらず活躍できる場があると思っています。